それでも、君が好きだから。
「ひなみっ!」



「お姉ちゃん、やっと起きたの?もう8時だよ?」



「ねぇ、私って……」



「咲良の家で寝ちゃったって、咲良がお姫様抱っこで連れてきてくれたの。あとでお礼言っときなよ?」



「……やっぱり」




泣きつかれた私はあのまま寝てしまったんだ。咲良の腕の中で。




「……」




咲良……私は、咲良に感謝してばっかだな。
< 241 / 256 >

この作品をシェア

pagetop