それでも、君が好きだから。
【ひらりside】

「ありがとう、みなみ。私さ……覚悟決めたよ。フラれる覚悟で咲良にぶつかりに行く。」



あのあと、みなみと合流して涙目で私に話してくれたみなみ。



そこまでしてくれたのに、このままはいやだ。




「うん、頑張れ」




「ファイト!!」




ナオとみなみに背中を押され、私は咲良の家に向かう。




今言わないと、きっと後悔する。みなみがそう教えてくれたんだ。
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