それでも、君が好きだから。
【咲良side】

「なー、咲良」



「んだよ」



早朝6時半。俺は睡眠時間が少なすぎてボーっとしてた。



「A組の転校生ちゃん」



……ひらりのことか




「柴咲ひらりちゃんだっけ?大分可愛いな~」





同じ部屋で2泊過ごすのは竹林と相原と小西と田中と佐川。



そんな奴らの中で、竹林が言った言葉に俺はピクッと反応する。





「は?」




「幼なじみなんだって?羨ましいわ~」


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