それでも、君が好きだから。
*******

「咲良ー!!!」




朝飯を食うために食堂に向かってる途中、誰かに腕を引っ張られた。



「……っ!?」





この花みたいな香り……





「何だよ……ひらり」




ため息をついて振り向くと………俺は言葉を失った。





ひらりが……


ピンクの花が咲いているミニスカートのワンピースに身を包み


ストレートの茶色い髪はふわふわに巻かれていて


薄くナチュラルメイクをしていたから。



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