それでも、君が好きだから。
「さーくーら!顔真っ赤ですよぉ?」




ひらりの後ろから、みなみと、こいつらと同じ部屋の女子四人が出てきた。




「うるせぇ……」





「ポーカーフェイスの由井王子がー」





「……殴るよ?」




「キャー、暴力反対!!ひらり、うちら先行ってんねー!!」




嵐のように去っていった。



「咲良!!これね!汐子たちがやってくれたの!!」




「…そう」




やば、破壊力ハンパねぇ。



「……行くぞ」




とりあえずこいつ、俺以外の男に近づけてやんない。


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