それでも、君が好きだから。
「今それ関係なくね!?」



「どの口がそんなこと言うのよ。昨日も女子と海でラブラブしてたくせに」



「何も言わなくても女の子が寄ってくるんだもーん」

「ウザ」



汐子が重ね気味にそう言った。





「ひらりには彼氏候補がいるの!!」




「あ、それ俺「なわけないじゃんバカ」





この二人……仲いいのかな?悪いのかな?





「あ、時間!!里緒、自分の席に戻って!!」





私は里緒の腕から抜け出し彼の席を指さしてやった。




「ちぇー、またねひらり♪」


「呼び捨てでいいって言った覚えないし……」

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