それでも、君が好きだから。
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「えー、今日からなんと!クラスメイトが一人増えます!みんな仲良くね!じゃ、自己紹介どうぞ!」
「あ、はい!隣の県から引っ越してきました。柴咲ひらりです!よろしくお願いします!」
見た感じ子のクラスにはヤバそうなヤンキーやギャルはいないから、平和に過ごせそうかな?
「え……ひらり?」
突然窓側の一番後ろの席の子が立ち上がった。
「ん?利田さんもしかして知り合いだった?」
視力があまりよくない私にはその子の顔ははっきり見えないけど、先生が‟利田さん”と呼んだことで私の心臓は暴れだした。
「……みなみ?」
利田さんなんてそうそういないだろうし、むしろ私は利田という名字の人を彼女とその家族しか見たことも聞いたこともない。
「えー、今日からなんと!クラスメイトが一人増えます!みんな仲良くね!じゃ、自己紹介どうぞ!」
「あ、はい!隣の県から引っ越してきました。柴咲ひらりです!よろしくお願いします!」
見た感じ子のクラスにはヤバそうなヤンキーやギャルはいないから、平和に過ごせそうかな?
「え……ひらり?」
突然窓側の一番後ろの席の子が立ち上がった。
「ん?利田さんもしかして知り合いだった?」
視力があまりよくない私にはその子の顔ははっきり見えないけど、先生が‟利田さん”と呼んだことで私の心臓は暴れだした。
「……みなみ?」
利田さんなんてそうそういないだろうし、むしろ私は利田という名字の人を彼女とその家族しか見たことも聞いたこともない。