それでも、君が好きだから。
「みなみって利田?ってことは柴咲さんもいんの!?」




「もち。モテモテひらりんも来るよん!」



こいつら……



「咲良~俺、ひらりちゃん狙っていい?」



ニヤニヤしながら竹林に言われて殴りたくなった。




「ふざけんな」



「素直じゃないね~、咲良は」




そんなの俺が一番分かってんだよ。




「ひらりに手ぇ出すの禁止」


「キャー、独占欲ぅ~♪」



うざ、そう思いながら俺は飲み物を買いに廊下に出た。
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