それでも、君が好きだから。
*******

「咲良!」



改札の前でベンチに座っている咲良に声をかけた。



「おー」




「ありがとね!」




「別に。てか何でひらりが委員?立候補?推薦?」




「いや……違うんだよね」




私は帰りながらここまでの経緯を咲良に話した。



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