Afther 姫☆組 (姫シリーズVol.4) 【完】
「思い出には勝てないわよ?」
「わかってる・・・」
「でも、思い出だけじゃあ、私は満足しない」
「・・・・・・」
「過去は、私を幸せには出来ない」
遠くを見つめて話す姫花の視界がさえぎられた
潤也の切ない瞳が姫花の瞳に映り、唇が重なった
「フフッ」思わず笑ってしまう姫花
「なんだよ?」
照れ隠しの潤也
「潤也のキスは、私を満足させてくれる」
「・・・・・・」
「幸せにしてくれる・・・」
二人の間に流れる軟らかい空気・・・
「コホン!」そこに似つかわしくないわざとらしい咳
「もうそろそろ下に移動してくれよ? 周りの客がさぁ・・・」
とジェイソンは店内を見渡した
賢次と潤也が現れた事だけでも、騒然としだした店内なのに、そこにこのキス
かなりの騒々しさだった
「そうね・・日向とのデートも邪魔されちゃったし・・」
と姫花は席を立った
そんな姫花に首を振り、潤也も席を立ち、ふたりは皆の待つ地下へ行った
街がイルミネーションに彩られる時期になると、姫花は毎年こうやって日向を思い出すのだ
潤也に不満があるわけではない
ただ、日向を思い出すのだった
「わかってる・・・」
「でも、思い出だけじゃあ、私は満足しない」
「・・・・・・」
「過去は、私を幸せには出来ない」
遠くを見つめて話す姫花の視界がさえぎられた
潤也の切ない瞳が姫花の瞳に映り、唇が重なった
「フフッ」思わず笑ってしまう姫花
「なんだよ?」
照れ隠しの潤也
「潤也のキスは、私を満足させてくれる」
「・・・・・・」
「幸せにしてくれる・・・」
二人の間に流れる軟らかい空気・・・
「コホン!」そこに似つかわしくないわざとらしい咳
「もうそろそろ下に移動してくれよ? 周りの客がさぁ・・・」
とジェイソンは店内を見渡した
賢次と潤也が現れた事だけでも、騒然としだした店内なのに、そこにこのキス
かなりの騒々しさだった
「そうね・・日向とのデートも邪魔されちゃったし・・」
と姫花は席を立った
そんな姫花に首を振り、潤也も席を立ち、ふたりは皆の待つ地下へ行った
街がイルミネーションに彩られる時期になると、姫花は毎年こうやって日向を思い出すのだ
潤也に不満があるわけではない
ただ、日向を思い出すのだった