Afther 姫☆組 (姫シリーズVol.4) 【完】
「はい、姫花、召し上がれ!」
とケンは姫花が注文する前に、自家製ベーグルのサンドイッチとコーヒーのカップを持ってきた
母乳で育てていたため、最初のうちはカフェインを気にしていた姫花だったが、ケンに
「ドラム缶で飲むわけでもないし、一日一杯のコーヒーくらいいいんじゃない?」
と言われ、それ以来、毎朝、ケンの淹れる絶品コーヒーを楽しみにしているのだ
マーサに抱かれたレンは、これまたマーサ特製の離乳食を食べさせてもらっている
知り合いのいない異国の地での子育ては、最初こそ孤独だったが、少しずつ新しい環境に慣れ、人と関わっていき、自分のこの街の住人になる事ができた姫花とレンだった
自分の子どもは無条件にかわいいものだが、やっぱり四六時中顔を突き合わせているとストレスも溜まる
ケンとマーサ夫婦にも子どもはいたが、ハイスクールに通っている多感なお年頃の兄妹で、手を焼いているらしい
まだ孫には早いふたりだったが、やっぱり、姫花と潤也の遺伝子は受け継がれているようで・・・マーサはレンにメロメロ・・
「レンは、パパ似なの?」
姫花がシングルマザーなので、父親である潤也を見たことがないマーサが遠慮なしに聞いてくる
「そうね~ 私には似てないわよね・・」
と苦笑いの姫花
「ってことは、レンのパパは相当色男なのね~」
とマーサはレンの口をタオルで拭きながら言った
「こんなこと、聞いちゃあマズイのかもしれないけど、その父親ってのは今何してるんだ?」
とケンは姫花を見た後、心配そうにレンを見て、そのまま抱っこしたのだった
とケンは姫花が注文する前に、自家製ベーグルのサンドイッチとコーヒーのカップを持ってきた
母乳で育てていたため、最初のうちはカフェインを気にしていた姫花だったが、ケンに
「ドラム缶で飲むわけでもないし、一日一杯のコーヒーくらいいいんじゃない?」
と言われ、それ以来、毎朝、ケンの淹れる絶品コーヒーを楽しみにしているのだ
マーサに抱かれたレンは、これまたマーサ特製の離乳食を食べさせてもらっている
知り合いのいない異国の地での子育ては、最初こそ孤独だったが、少しずつ新しい環境に慣れ、人と関わっていき、自分のこの街の住人になる事ができた姫花とレンだった
自分の子どもは無条件にかわいいものだが、やっぱり四六時中顔を突き合わせているとストレスも溜まる
ケンとマーサ夫婦にも子どもはいたが、ハイスクールに通っている多感なお年頃の兄妹で、手を焼いているらしい
まだ孫には早いふたりだったが、やっぱり、姫花と潤也の遺伝子は受け継がれているようで・・・マーサはレンにメロメロ・・
「レンは、パパ似なの?」
姫花がシングルマザーなので、父親である潤也を見たことがないマーサが遠慮なしに聞いてくる
「そうね~ 私には似てないわよね・・」
と苦笑いの姫花
「ってことは、レンのパパは相当色男なのね~」
とマーサはレンの口をタオルで拭きながら言った
「こんなこと、聞いちゃあマズイのかもしれないけど、その父親ってのは今何してるんだ?」
とケンは姫花を見た後、心配そうにレンを見て、そのまま抱っこしたのだった