Afther 姫☆組 (姫シリーズVol.4) 【完】
エイミーとマロンは姫花と一緒に彼女のアパートメントを出て、マーサのカフェへ向った

マロンとは途中で別れ、エイミーと二人でカフェまでの道を歩く

「本当にタダでいいの?」

結局、サンダルとバックまで姫花にオールコーディネイト借りたのだった

「そんなの気にしなくていいの それより、うんと楽しんでくること! それも節度を守ってね! ケンとマーサを困らせちゃダメよ?」

と姫花はエイミーに笑いかけた

「わかってるって~」

エイミーもご機嫌で姫花に笑顔を向ける

そんな二人の姿を通りの向こうで望遠レンズが狙い、何枚も写真を撮られていたことなど全く気付かず、ふたりは笑いながら歩いていたのだった

そして、翌週

姫花がキッチンでレンに朝食を食べさせていると

♪ ブー ブー ブー ♪

とけたたましく鳴る呼び鈴

姫花の家を訪ねてくる人はいないので、不審に思ったが、1階の警備で不審者はチェックしているハズなので、姫花は玄関のモニターをチェックした

するとそこに立っていたのは、エイミーとジョナサンの姉弟

めずらしいお客ね~ と思いつつ、ロックを解除した姫花はそのままドアを開けた

「二人ともおはよう」

笑顔の姫花に対し、ふたりの表情は曇っている

「どうしたの? 朝から・・ まぁいいわ 入って」

二人を部屋に案内し、姫花はドアにロックをかける

「遠慮しないでどうぞ~ それより今日は学校じゃないの~」

姫花は玄関に突っ立っている二人を置いて、そのまま部屋の中へ歩いていってしまう
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