Afther 姫☆組 (姫シリーズVol.4) 【完】
「わかってるって・・・」

と賢次は必死すぎる姫花の肩を叩き、座らせた

「レンは潤也の事、目の敵にしてるもんな~」

と大吾は面白そうに笑った

「あのガキ・・ 生意気にジュンヤって呼びやがる!!」

と潤也は不満げだ

そう、生まれてから大好きなママを守ってきたと思っているレンにとって、自分が再会させたとはいえ急に父親が現れ、住み慣れた土地を離れ、ママを取られたと思っているので、潤也をパパとかダディなんて呼びたくはないのだ

「っていうかさ、レンにとって、姫花は母親ってより、女じゃねぇの?」

と賢次

「あ~それ、私も思った! 特に、潤くんがいるときなんか、姫ちゃんから離れなくない?」

と咲

「家ン中じゃあ、ずっと睨まれてるし・・・」

潤也はとうとう目の前のグラスを一気に流し込んだ

「ふてない、ふてない・・・」

姫花はそんな潤也の頭を撫でる

「大変だなぁ・・・ ガキふたりも抱えてさ・・・」

と大吾は姫花を見る

「誰がガキだ!?」

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