Afther 姫☆組 (姫シリーズVol.4) 【完】
潤也がフロアに現れるとざわつく店内
あちらこちらから声がかかるものの、それに一切反応することのない潤也だったが、カウンター席から聞こえた声に思わず足を止める
「あら? 私のこと・・・覚えてないの?」
「・・・・・・」
その女の後ろにいるジェイソンに視線を移す潤也だったが、ジェイソンも首を振るので、知らないらしい
「・・・・まぁ 仕方ないか・・・ 大倉姫花・・ シアトルからまた姿を消したわね」
と笑う女
潤也は再び耳に入ったその言葉に、無言で女の腕をつかみ、今歩いてきた道をそのまま戻り、再びエレベーターに乗ったのだった
「相変わらずねぇ」
女は潤也を見上げクスッと笑った
そんな女の態度に眉をひそめた潤也は、女をソファに連れて行く
再び戻ってきた潤也首をかしげたアリだったが、その横に女がいることに驚いた
我が者顔に、腕と足を組みソファに座っている女を見下ろすように立つ潤也は
「どういう事? あんた誰?」
と冷たく言い放つ
「ハッ・・ 本当に忘れているのね?」
「何が望み?」
「別に・・ 」
「じゃあなんで、ここに来た? わざわざあの記事の事を口にだすこともねぇだろ?」
「・・・・・」
何も言わない女の前に座った潤也は、女を睨みつけたまましばらく時間が過ぎていった
あちらこちらから声がかかるものの、それに一切反応することのない潤也だったが、カウンター席から聞こえた声に思わず足を止める
「あら? 私のこと・・・覚えてないの?」
「・・・・・・」
その女の後ろにいるジェイソンに視線を移す潤也だったが、ジェイソンも首を振るので、知らないらしい
「・・・・まぁ 仕方ないか・・・ 大倉姫花・・ シアトルからまた姿を消したわね」
と笑う女
潤也は再び耳に入ったその言葉に、無言で女の腕をつかみ、今歩いてきた道をそのまま戻り、再びエレベーターに乗ったのだった
「相変わらずねぇ」
女は潤也を見上げクスッと笑った
そんな女の態度に眉をひそめた潤也は、女をソファに連れて行く
再び戻ってきた潤也首をかしげたアリだったが、その横に女がいることに驚いた
我が者顔に、腕と足を組みソファに座っている女を見下ろすように立つ潤也は
「どういう事? あんた誰?」
と冷たく言い放つ
「ハッ・・ 本当に忘れているのね?」
「何が望み?」
「別に・・ 」
「じゃあなんで、ここに来た? わざわざあの記事の事を口にだすこともねぇだろ?」
「・・・・・」
何も言わない女の前に座った潤也は、女を睨みつけたまましばらく時間が過ぎていった