Afther 姫☆組 (姫シリーズVol.4) 【完】
「別に何も求めるものなんてないわ・・・ ただ、偶然見つけたのよ シアトルで、若い女の子と親しげに歩いていたわ」
「・・・・・」
「もう最後に会ってからだいぶ経つのに、彼女変わっていなかった・・ ううん・・ 益々人目を惹いてたわ・・ 生まれながらのオーラなのね・・ あの頃と変わっていない彼女は眩しかったわ・・ そんな彼女の存在が少しずつ風化していってる・・ 彼女の表紙の雑誌が消え、コレクションでも見かけなくなった・・」
「・・・・・」
「まだあんなに素敵なのに・・ だからネットに流したの・・ 彼女の写真を・・ 見つけて欲しくて・・・」
と女は潤也を見上げた
「・・・・・」
「日向さんの事は知ってるわ・・ って言っても、新聞記事で読んだだけだけど・・・ ねぇ・・どうして探さないの?」
「・・・・・」
「どうして彼女は隠れるように生きているの?」
「・・・・・」
「この写真をネットに流して、三日後よ・・ アパートメントを引き払ったの・・」
「・・・・・」
「私の記憶の中の東野潤也はもっと男っぽかったわ・・ 会わなきゃ良かったかも・・」
女はそういうとバックの中から封筒を取り出し、バサッとテーブルに置いた
「私のこと、本当に忘れてるのね・・ これでも傷つくのよ・・」
女はそう言って潤也と目をあわすことなく、フロアを後にした
そして、女の気配が消えた頃、潤也は残された封筒に手を伸ばした
「・・・・・」
「もう最後に会ってからだいぶ経つのに、彼女変わっていなかった・・ ううん・・ 益々人目を惹いてたわ・・ 生まれながらのオーラなのね・・ あの頃と変わっていない彼女は眩しかったわ・・ そんな彼女の存在が少しずつ風化していってる・・ 彼女の表紙の雑誌が消え、コレクションでも見かけなくなった・・」
「・・・・・」
「まだあんなに素敵なのに・・ だからネットに流したの・・ 彼女の写真を・・ 見つけて欲しくて・・・」
と女は潤也を見上げた
「・・・・・」
「日向さんの事は知ってるわ・・ って言っても、新聞記事で読んだだけだけど・・・ ねぇ・・どうして探さないの?」
「・・・・・」
「どうして彼女は隠れるように生きているの?」
「・・・・・」
「この写真をネットに流して、三日後よ・・ アパートメントを引き払ったの・・」
「・・・・・」
「私の記憶の中の東野潤也はもっと男っぽかったわ・・ 会わなきゃ良かったかも・・」
女はそういうとバックの中から封筒を取り出し、バサッとテーブルに置いた
「私のこと、本当に忘れてるのね・・ これでも傷つくのよ・・」
女はそう言って潤也と目をあわすことなく、フロアを後にした
そして、女の気配が消えた頃、潤也は残された封筒に手を伸ばした