Afther 姫☆組 (姫シリーズVol.4) 【完】
「お前のそういうトコがガキだって言われてんの・・・」

と賢次は潤也に2杯目のグラスを差し出した

チッ・・・

と潤也は舌打ちをし、賢次からグラスを受け取り、ソファにドカッと深く座り込んだ

「あ~あ~ 拗ねてあっち行っちゃったじゃないの・・」

と姫花は潤也から大吾に視線を戻す

「なんか、キャラだいぶ変わったよな・・」

大吾はそんな潤也を視界の隅に置きながらグラスを傾けた

「本当・・・ 高校の頃や仕事中の潤くんからは想像もつかないよ・・」

と咲

「っていうか、キャラ違うのはお前もだろ?」

と呆れ顔で大吾を見る賢次

「は?」

なんの事かわからない大吾

その横で深く頷く咲と姫花

「ちょっとなんだよ! お前等言いたいことあんなら口で言えって!」

と頷くふたりと賢次の発言に眉をひそめる大吾

「・・まぁさ・・ 人間色んな顔を持ってるって事でさ!」

と姫花はそんな大吾を気にせず話を勝手に終わらそうとしている

「・・・・・・」

「大ちゃん・・ 」

と咲はため息をつき再び口を開いた

「あのね・・ 大ちゃんも本当変わったよ? 角がとれたのは潤くんだけじゃないよ?」

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