弱いあたしと強い君と。
思った以上大声が出た
「は?は?何急に、てか大誠ってあの」
誰かの、足元が視界にはいってきた
ポンポン
え?ポンポン??
誰かに頭を優しく叩かれた
「ん、よく頑張りました。俺にバトンタッチな!」
声ですぐに良くわかった
内河くんだ
呼んだら...来てくれた...?
「えっ!大誠くん!?あの内河大誠くんじゃ!」
「うわっ!大誠じゃん!」
「きゃーやっぱかっこいい!!!」
次々に責め立てる声から歓声?に変わる
「え、ちょなんで大誠くんが!?」
早希が慌ててる
「あのさぁ、お前だろ浅井に色々ちょっかい出してるやつ」
「は?!いや、え」
明らかに動揺する早希
「次こいつ泣かせたりしたら本気で許さねぇから」
「はっ、えっなんで大誠くんが...」
「んなこたぁどーでもいいんだよ!はいって言えよ、もうしませんって!!」
内河くんがキレてる
どうしてそこまで言ってくれるの??
「は、はい。ごめん...なさい。もうしません」
早希が謝った...
でも内河くんのいないところで
またいじめられ...
”またいじめられそうになったら俺にいえばいいじゃんな”
また、内川くんの言葉を思い出す
内河くんの言葉に救われてばっかりだ
あたし...