弱いあたしと強い君と。

私と内河くんはダッシュした


「やべぇぞちよ!」

「あたしもそう思う!」

そんなこといいながら2人は笑顔だった


「確か地理の授業じゃねぇか!?」

「えっ!うそっ!!地理?!」

「最悪だ。内河先生だぞー!!」

「もういっそのこと諦めようか?笑」

「な、何言ってんだちよ?!サボるのか?」

「うん♡」

「うん♡ってなんだよちくしょー!俺はサボるわけにはいかないのにー!」

「え?なんで?いつも遅刻してんじゃん」

「地理だけは別なんだっっ!」


え?どゆこと??

そう言おう思ってたら教室についた


内河くんが勢いよくドアをあけて

「すいやせん内河先生ー!」


あれっ!?今更だけど地理の先生の名前...

内河!?!?


「大誠!!お前今何時だと思ってる!!身内だからって甘えはきかんぞ!」


「わかってますってー」

え、え、身内ぃぃー!?


「おれの親父だ」

耳元でこそっといわれた

ほほーなるほど、道理で少し似てるところがあるのか...


って今はそんな状況じゃなーい!


「えっと、あたしが転んでー、えっとそれを内河くんが助けてくれていたというかなんというかでぇ...」


なんて説明すればいいのっ!


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