弱いあたしと強い君と。
「さーすが将太!!あたしの彼氏わかってるぅー♪」
「確かー早希が好きだった男子がちよに告ったんだろ?しかも告白する直前早希がそいつに告って振られたとかなんとか(笑)」
「そーそー、てか将太笑うんじゃなーい!!」
「でももう俺いるからよくね?」
「うーんいいんだけど別にさー、でもね、中学の頃あたしが好きになる男子が次々と、全員こいつに流れてって...」
そんなの知らない
告ってきたから...早希の好きな人って
わかってたから全部断ったじゃない
「あー確かにあれは不自然なほどぴったり早希の好きなやつがちよに、告ってたよなー笑」
ちよって名前を呼ばないで
将太には呼ばれたくない
あんただってあたしに告ってきたじゃない
「ほんとよね!計画してたんだろーけど」
そう言ってあたしの髪を引っ張って目を合わせた早希