弱いあたしと強い君と。

「さーすが将太!!あたしの彼氏わかってるぅー♪」


「確かー早希が好きだった男子がちよに告ったんだろ?しかも告白する直前早希がそいつに告って振られたとかなんとか(笑)」


「そーそー、てか将太笑うんじゃなーい!!」

「でももう俺いるからよくね?」


「うーんいいんだけど別にさー、でもね、中学の頃あたしが好きになる男子が次々と、全員こいつに流れてって...」


そんなの知らない

告ってきたから...早希の好きな人って
わかってたから全部断ったじゃない


「あー確かにあれは不自然なほどぴったり早希の好きなやつがちよに、告ってたよなー笑」


ちよって名前を呼ばないで

将太には呼ばれたくない

あんただってあたしに告ってきたじゃない


「ほんとよね!計画してたんだろーけど」

そう言ってあたしの髪を引っ張って目を合わせた早希



< 5 / 71 >

この作品をシェア

pagetop