弱いあたしと強い君と。


昨日加代とはいい感じだったから



今日の朝は迎えに来てくれると思った



けどそこに加代の姿はなかった



一応加代ん家のインターフォンをならすと

加代の母さんがでてきた



「あら、大誠くんどうしたの?」


「えっと、加代は」


「加代なら少し前に大誠くんと行くって言ってもう出てったわよ??」


「え!?あ、はい!わかりました!」




少し前?


いなかったけどな



俺は加代に追いつこうと走った








結局かよに追いつく事はなく学校についた




息切れをしながら少し苛立つ俺。



んだよ。先に行くなら行くって言えよな







校門をくぐると人だかりができていた



ザワザワしていて




いつもの学校じゃない



悲鳴とともに鳴き声も聞こえる







なんだ?何があったんだ






「大誠!!!やっと来た!大変だぞ!!」


俺の男友だちが青ざめた顔で



俺のことを呼ぶ












加代が...飛び降りた??









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