弱いあたしと強い君と。
「てかさー寺沢くん!同じ班になろぉーよ?まだ女の子と決めてないでしょ??」
お前となんてなりたくねぇよ
そう思っていたけど
「うちらの班、浅井さんもいるよ♪」
この一言で心が揺さぶられた
「だ、だからなんだし知らねぇよ・・・」
でもなんでこいつは俺が浅井のこと
好きなの知ってんだ
「寺沢くんってわかりやすーい!笑・・・・・・やっぱりね。」
「は?」
早坂の顔が一瞬にして笑顔から
冷淡な真顔になった
「あたしのことは振ったくせに。」
俺は浅井に夢中だったから
振った相手なんて忘れていた
そいうえば
こいつも・・・
「まぁ♪終わったことだし!一緒の班でいいよね!他のところもう決まっちゃったみたいだし」
周りを見ると他の男女の班は
もうそれぞれ1つになっていた