悪魔の騎士
幼い日の記憶





「……………ひっく…うぅ……」



「……あぁ、泣くなって。

 ……………俺がずっと守ってやるよ。」




夕日に照らされて、透き通る黒髪。


吸い込まれそうな黒い瞳。


私より少し高い身長。






まだ幼稚園に通っていた時、

私には守ってくれる王子様がいたんだ。




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