悪魔の騎士
廊下の突き当たり。

そこには大きなお部屋が広がっていた。



「あ、マサキさんおかえりなさい。」


そう言ったのは、薄く蒼い髪をした男の子。

くりくりとした丸い目。

全体的に可愛らしい顔つき。


今日はやけに顔が整ったヤツに会うな…



「………もしかして、その方が例の…?」


「あぁ、逢瀬きい。」


驚くよなあ、なんて呟きながらマサキさんが言う。



「え、その子がきいちゃん?!」


どこから出てきたのか、

今度は金髪の美形が目を輝かせて私を見る。
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