妄想オトメ
そして後ろには,
壱先輩がいたんだ。
「先輩?どうして…?」
「環菜が直也に話に行ったって言ったら,
弥生ちゃんが
たとえ浮気されても
自分は直也が好きだから
自分で話すって言ったから,
連れてきちゃった♪」
先輩はうれしそうに,
私の頭を撫でた。
「はぁ??
おれ,浮気したことになってんのかよー?」
─────あれ??
浮気………
したことになってる………???
頭に?マークの私たちをにらむ,新倉先輩。