妄想オトメ
ピンポーン♪♪
「はーい!!!」
「こっ,こんにちは…っ」
ギュッ……─
ドアを開けた途端,
私はすっぽり
先輩の腕の中に納まった。
「やっぱり……
私服もかわいいね…」
そう耳元で囁いて,
簡単に私を
ドキドキさせるんだ。
私だって先輩の私服がみたいのに,
頭の上に先輩のあごがあって
動けない。
私…このまま立っていれるかな……??
ドキドキして
倒れちゃいそうだよ……。