妄想オトメ






「新倉先輩!!!」


後ろを振り向いた弥生が,

その名前を呼ぶ。



私は振り向いて…,

森谷先輩がいるのを確認……。


先輩はこの前と同じように,

だらしなくもなく,

まじめすぎるのでもなく…,

いつもの黒ふちめがねをかけて

ほほえんでる。



視線があっちゃったけど,

そらしてしまった。



何日ぶりに会ったのかな…。






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