妄想オトメ







先輩の次の言葉を聞いて,

私は

そんな余裕じゃないことを知った。



先輩は生徒会してるから

めだつ。



2年生だし,

私が知らない人とも

たくさん関わってる。




そしてなにより,

かっこいい……。




──そんなのわかってたよ。




ボールから守ってくれた,

あの日から。







「……みく……」










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