妄想オトメ






先輩がそこまでして,

助けに行く女性。



多分,ただの友達ではない。



きっと……彼女。




私の視界が,だんだん霞んでくる。




彼女がいるかなんて,

今まで怖くて

聞けなかった。



いるって聞いて,

気まずくなりたくなかったし,

いないはずはないって思ってたから。



優しくしてくれたのは,

友達の彼女の友達だから。







< 62 / 176 >

この作品をシェア

pagetop