妄想オトメ






「まったくだよ!!!

しかも環菜ちゃんはおれの必死の告白も,

冗談って言うしねー!!!」




「なっ!!あれは…!!!」



ギュッ…




ふっと,テーブルの下から

先輩の右手が出てきて,

テーブルにでっぱなしの私の右手をにぎった。








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