COOKING GIRL. (完)
な、んで。悠が-...そんなことを。
「こいつの大事な手をボキボキに折ってやってもいいけど?」
そん...な。そんなことをしたら、コンテストに出られないよ。
「とりあえず、俺んとこ来いよ。来ないと彼氏をボロボロにしてやる。」
「わかった。」
悠...どうか、無事でいて!
この前、男につれていかれたあの汚いアパートにいけばいいんだろう。
私はとにかく走った。
悠の、ことだけを考えて。