COOKING GIRL. (完)
「お昼御飯。食べていないでしょう。」
おばあちゃんが料理を作ってくれた。
久しぶりの、クリームシチューだ。
「私はもう施設の人来てるから戻るね。一緒にいれなくてほんとにごめん
ね。」
おばあちゃんがそういうと、施設の人がおばあちゃんの体をささえて、
車椅子に乗ったあと出ていった。
おばあちゃん...。本当は無理して施設から出てきたんだろう。
落ち込んでる、私のために。