COOKING GIRL. (完)




「お昼御飯。食べていないでしょう。」




おばあちゃんが料理を作ってくれた。


久しぶりの、クリームシチューだ。





「私はもう施設の人来てるから戻るね。一緒にいれなくてほんとにごめん

ね。」





おばあちゃんがそういうと、施設の人がおばあちゃんの体をささえて、

車椅子に乗ったあと出ていった。





おばあちゃん...。本当は無理して施設から出てきたんだろう。

落ち込んでる、私のために。


< 155 / 248 >

この作品をシェア

pagetop