COOKING GIRL. (完)
あ、もしかして。
「四王子について?」
私がそう聞くと、ユウコちゃんは慌てて首を横に振った。
「城ヶ崎さんの事が気になって。仲良くなりたいと思ったの。
だから、その。私と、組んでくれないかな?」
そう、少し上目遣いでそう聞かれた。
か、感動して泣きそうだ。
私に興味を持ってくれる女子がいたなんて。
「も、もちろんだよ...ぐすっ...」
「え、なんで泣いたの!?」