COOKING GIRL. (完)
不良とオトモダチ
日常
「ゆらちゃーん!今日は俺が弁当の日だったよね。」
刈谷組と関わるようになってから、数週間がたった。
最初は少しは警戒してたけど、全然お金をとったり脅してくることは全くな
く、私はいつのまにか四人が大好きになった。
「うん、今日は千羅だよー。」
呼び方もみんなよび捨てにしろって言われたから呼び捨てとなった。
そして、弁当の日というのはー。
「はい、千羅の分。」
毎日、交代交代で一人分の弁当を作ってきているのだ。
これが始まったのは一週間前にさかのぼる。
「ゆらちゃんの弁当...美味しそう。ねぇ、僕の分も作って?」
と、志摩くんが言い出したのが始まり。
別に、弁当が一人分ぐらい増えるのはよかったから、