COOKING GIRL. (完)
「あははっ!ゆらちゃん全く当たってないよ~。」
「もーなんでよ...っぶっ!!」
「顔ヒット~♪」
「志摩ー!やったわね...」
そんな二人を見守る三人。
「あの二人って...ガキだよね。」
二人を見て、ケラケラ笑いながら千羅が言った。
どうやら市民プールとは思ってなかったらしくて、ちょっと不機嫌だ。
「だってー。もっと良いプールならオネーサンをナンパしほうだいだよ?
ここ小さい子しかいないんだもーん。つまんなー...」
不満げな表情でブーブー言う千羅はもう今日何度見たことか。
陸はため息を漏らして、はしゃぐゆらちゃんを見つめる泉を見た。