COOKING GIRL. (完)


「ま、嘘だけど。」




さらっと種明かしすると、二人は


「う、嘘!?なんだよ、千羅、ほんとにびっくりした。」


「嘘か...。」




あは、泉、安心してる。いつもの余裕そうな泉はどこにもない。

こういう泉も新鮮で面白いなー♪なんて、千羅が心のなかで

楽しんでいた。







「でも、志摩ってゆらちゃんのことどう思ってんのかな。」


陸はゆらちゃんに向かって容赦なく水鉄砲をかけまくっている志摩を

見て言う。



「えー、志摩って意外と素直そうで、本音隠してるからなぁ。全く俺には

わかんねーわ。」

< 41 / 248 >

この作品をシェア

pagetop