COOKING GIRL. (完)
女子たちは、これほどお昼の時間を楽しみにしていたときはないといった
表情で、3分に一回は時計を睨み、しまいには教師までその睨みの
対象となっていた。
そんなこんなで、お昼の時間になると。
ものすごい勢いで教室を出ていく女子に男子は完全に引いていた。
そんなことはお構いなしに、走っていく女子をみて、ふと興味がわいた。
「ねぇ、ケイコ。私たちも行ってみない?」
「お、いいね。」
どんな子なんだろ。隠れ美人とかがこの学校にもいるのかも。
でも私たちの四王子を独り占めだなんて、そりゃ女子の反感買うよね...
そう思ったとき。