COOKING GIRL. (完)
そう思ったとき。
「ねーユウコー。どうしたのって。あ。」
ぶつかった城ヶ崎さんをみてあからさまに顔を歪めたケイコは、
「ユウコ行くよ!」
無理矢理私の手を引いて裏庭まで走っていった。
ケイコ...城ヶ崎さんのこと、よく思ってないもんね。
噂まで話が好きで、すぐ人に流されやすいケイコは、人を噂で
判断する癖があった。
そのせいで城ヶ崎さんのことはよく思ってないんだろう。
でも、ちょっと話してみたいな。
城ヶ崎さん...どんなひとなんだろ。
そんなことを考えながら裏庭について、びっくり。
ものすごい数女子が集結していたからだ。