COOKING GIRL. (完)
「泉様ー!!泉様ー!泉様ー...」
だんだん声が遠ざかっていくと、ようやく解放され、一気に空気を流し込ん
だ。
「ぷはっ!はぁ、はぁ...」
「あ、ゆらちゃん、ごめん!」
全然反省してなさそうな爽やかな笑顔で謝られたけど...。
「ねぇ、さっきの、泉の彼女?」
めっちゃ泉様ーって叫んでたじゃん。行かなくて良かったのかな。
でも、その事を聞くと泉、顔を歪めて、
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