COOKING GIRL. (完)


え。



いきなり登場してきた、ギャル二人組に五人全員が固まる。



ギャルも私たちが居ることにものすごく驚いたようで、つけまつげのはしっこ

がポロっと取れた。



私たちは向き合ったままお互いに固まっていると...。




「ねぇ、このこと、誰にも言わないでくれる?」




陸が今まで見たこともないような、黒い笑顔で言った。

これは...まさか脅す作戦!?





しかしギャルは陸の笑顔にメロメロで、顔を真っ赤にした。

だけど...


                        
「陸...くん。ごめ...んね。私たち、言う!女の子って、あの城ヶ崎さんの

ことだったんだって!」

< 65 / 248 >

この作品をシェア

pagetop