COOKING GIRL. (完)
な、なんですと...。
とりあえず廊下を走る。体育館側に走っても...あの、地鳴りのような音。
多分女子の足音...。靴箱側に走っても...あの音が聞こえる。
どうしよう!人生最大のピンチだ!女子の皆様に抹殺される!!
そう思って身震いをしたとき。
「ゆら、こっち。」
突然窓から現れて手を引く...泉。
え、ここ三階だよ!?
泉は私の手をしっかり握って走る...速すぎる。
そして空き教室に入って、カギをかけた。
「ゆら、大丈夫?」
そしてこれ私の頭を優しく撫でてくれる。
なんか...泉といると安心するというか...なんでも大丈夫なきがする。