COOKING GIRL. (完)


「助けに来てくれて...嬉しかったんだよ!」




「うん...。」

「そうだね。」



みんなもようやく笑ってくれて、自然と笑顔になった。




「じゃあ帰ろう!」




そのまま立ち上がって、外に出ようとしたとき。


バサッ



黒い...パーカー...?


「着てろ。その格好で外に出るつもりか?俺らが怪しまれるだろ。」



泉にそう言われて初めて気付いた。

制服は破かれて、下着が見えてるしネクタイは緩みすぎてよくわからない

状態になっている。

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