この胸いっぱいの好きを、永遠に忘れないから。
「全然携わってない!?
何言ってんだ。
これから色々手伝ってもらうからな」
「え!?そうなの!?」
センパイの言葉に驚いて振り返る。
図書室のいつもの席にセンパイは座り、必死に何か作業していた。
「そうやって、のほほ~んとジュース飲んでるけど、図書室に来るからには手伝ってもらうぞ」
「……」
のほほ~ん……って。
「なんのチラシ?」
センパイが必死にまとめているチラシを手に取った。
そこには
"舞踏会~ハロウィンパーティー~"と書かれていた。
活字になると、本当に学園祭で舞踏会をするんだという実感が沸いてくる。