この胸いっぱいの好きを、永遠に忘れないから。




「ヒサ、何よー、そんなに驚くー?
すごい美人だもの、彼がすぐ出来ても当然と思うわー。
でも、生徒会長みたいにイケメンじゃないと、許さないかもー。
やっぱり、美男美女っていうのが理想よねー」




奈々ちゃんは1人、力説している。







「……」





彼女に、新しい彼が?





じゃあ、あの時のことはなんだったんだろう……。




あの後、彼女の写真を奈々ちゃんに見せてもらって、校門に立っていたのはセンパイの元カノだということに間違いはなかったのに……。








私……センパイにキツいこと言っちゃったなぁ……。






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