この胸いっぱいの好きを、永遠に忘れないから。



「学校が自由登校になって、優也は学校に行かなくなってね。
生徒会も辞めて、色々噂も流れてるようで……」





「ウワサ?」


ママがすかさず口を挟む。




「……それを心配してヒサちゃんが、いつも家に優也に会いに来てくれるの」




「ヒサ!あんた、そんなダイタンなことしてるのー!?」



興奮したように、肘で私をどつく。




「……」



私は再びにらみつける。



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