この胸いっぱいの好きを、永遠に忘れないから。




センパイに会いたいと思う気持ちは、今も募る……。





「センパイ……」



そっと目を瞑った。

















『1年D組、柏木緋沙さん。
職員室まで来てください』


突然のアナウンスに、ビクッと飛び起きた。



この声……。



「もー、大森先生……」




最近、呼び出しが多い……。


図書室と職員室近いんだから、来てくれればいいのにな……。



ブツブツ言いながら、職員室へ向かう。



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