この胸いっぱいの好きを、永遠に忘れないから。
「ヒサー紅茶入れたわよー」
「あ、はーい。
ありがとー」
テーブルに座ると、大きめのマグカップにいっぱいのミルクティーが用意されていた。
温かいミルクティーを一口飲む。
はぁ……と一息つくと、ママは封筒を私に差し出した。
「はい、これ」
「手紙?」
見ると、封筒には何も書かれていない。
まだ封も閉じたままだ。
その封筒を開けると、中には1枚の写真が入っていた。