この胸いっぱいの好きを、永遠に忘れないから。
つないだ命
「~~~~バカか……」
図書室に戻ると、優也センパイから呆れたような言葉が飛んできた。
「……だって……」
私はうつむいた。
「あんなこと言われて、黙ってなんていられない。
何も知らないからって、処分なんて簡単に言うなんて……」
もう……本当に、本当に、あの人キライ……。
「ヒサの気持ちはわかるよ。
こんなこと初めてじゃないから。
大森先生が、このままで済ますわけないって……。
でも、あんなこと言って、猫を飼えるわけじゃないんだろ?」
「……」
確かに……うちで動物を飼ったこともない。
パパ、ママに聞いてみないと、本当は何とも言えない……。
「でも!
私には、猫を飼ってもらえる秘策があるんだ!」
「秘策?」