先輩とわたし


流星 × 美玲





「なあ、美玲。」

「何よ。」



偶然なのか、それとも仕組んだのか、
バスの中、ふたりは隣同士



「 もし、勝ったら………………」




「何よ、早く言いなさいよ」





流星はグッと拳を握って言った





「俺と、付き合って」






元々大きな目をもっと大きくして
美玲は流星の方を見た

流星は普段とは違う、真剣な顔


本気だと、顔が言っていた




「…… そんな、大口叩く余裕があるのね、、勝ちなさいよ。今日の試合。」




美玲のいう、勝ちなさいよ の言葉は
どういう意味が含まれていたのか、



盗み聞きしていた 橘には分かるはずもない





おまけ 2
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