激しく、優しく、愛して
1章
約束
ミシミシとベッドが軋む音
「はぁ…はぁ…はぁ…」
乱れる呼吸。
少し汗ばんだ肌。
もうちょっとでというところで
テーブルの上に置いてあるものが視界に入り
自分の中で興奮が消える。
そんなわたしのことなんか知らずに
上にいる男は一人で達する。
余韻に浸っている男はわたしの頬に触れ
「最高」
なんて言うから余計に萎えた。
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約束