激しく、優しく、愛して





「ん…」


今日も朝起きたら冬二の姿はなく
テーブルには朝食が用意してある。


洗濯物を干して掃除して
買っててくれたアイスを片手に
バルコニーに出る。


自分でも飽きないのかなと聞きたくなるぐらい
ここからぼーっとするのが日課。


気づけば手首の方までアイスが
溶けて流れている。

それをペロッと舐めて棒から落ちないように
慎重に食べ切る。


「さてと…」




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